小笠原財団は、豊前国小倉藩主小笠原家総領家第32代小笠原忠統氏の遺志によって、日本伝統文化の普及・振興・発展及び人材の育成を図るとともに、地域社会の健全な発展と振興を促進することを目的に2015年7月1日に設立されました。
私たちは、これからの日本人にとって、生まれ育った地域の文化を理解し、郷土を愛する気持ちを醸成していくことが大切だと考えます。そのためには、人々が積極的に日本の伝統や文化を知り、それを活用できるような社会を作り上げていくことが必要であると考え、礼儀の“心”と作法の“形”があいまって完成を目指す小笠原家に伝わる糾法(弓術・弓馬術・礼法)を通して、相手への暖かい心遣い、思いやりの心を自然な形で表せる人格の形成を支援しながら、日本の未来を担う子供たちのために当財団の活動を通じて社会に貢献していきます。
また、多様な文化を育む九州の地から優れた日本の伝統文化を海外へ紹介し、国際交流の推進と文化を継承する事業活動を展開していきます。
なお、今後より一層の社会貢献が可能になるよう、公益財団法人への移行に向けた準備も開始しております。皆様の更なるご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
一般財団法人 小笠原財団
理事長 山田 剛夫